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スマホで映像を確認、遠隔操作で簡単録画も 高性能で超小型、身に付ける、ウエアラブルなスポーツカム・アクションカム アドベンチャーカメラの藤岡弘が面白い♪ [アウトドア・スポーツ 身に付けるカメラ]

体にカメラを付け、登山、サーフィン、サイクリングなどの動画を取りたいと思う方は意外に多く、様々な製品が発売されている。小型化も進み、各社から低価格なものも登場しているが、最近、発売された パナソニック アドベンチャーカメラは他とは違う特徴があり、実に興味深い。

これまでの体に取り付けるカメラは、ほとんどがカメラと録画機能部分が一体型で、据置きで撮影する超小型カメラとは求められる性能が違うことから、どうしても、重さがあり、軽いものでも100gを切れば相当軽い方だった。

それが、このアドベンチャーカメラは、カメラ部分と録画機能部分を有線で結び分離することで、カメラ部分の重さは、わずか、30gほどと超軽量。

もちろん、ワイド画面に対応し、1920x1080のフルハイビジョンムービーを撮影できる。アウトドア向けということで、カラーナイトビューモードなら、月明かり程度の1ルクスでも撮影でき、防水1.5m、防じん仕様にもなっている。

HD画質で、毎秒約60フレーム(画素 1920x1080)、毎秒約120フレーム(1280x720)、毎秒240フレーム(848x480)のモードで撮影でき、スローモーションもシャープでキレイ。

フレームレートというのは、1秒間に表示される画像の枚数。再生時は、1秒間に30フレームとなるため、毎秒60フレームなら、再生すると1/2のスピード、これが、毎秒240フレームだと、再生時の1/8になる。

撮影時に、超解像技術で画質はキレイなことに加え、フレーム数が毎秒240フレームもあれば、スローがよりクリアになる。フレーム数が多ければ、それだけキレイなスロー映像になる。

個人的には、スローがキレイというのが、この製品の大きな特徴の一つに見える。現在、売れ筋の身につける スポーツカム(アクションカム)は、ソニー 『HDR-AS15』(スロー 1280×720 120fps)、『Contour+2』(854x480 120fps)、JVC『ADIXXION GC-XA1』(1280x720 60fps)などだが、パナソニック 『アドベンチャーカメラ』がスローでは優れているのが分かる。

アドベンチャーカメラは、プロモーションに仮面ライダー1号を演じた 藤岡弘を起用しており、この動画がなかなか凝っていて面白い。何事にも遊び心は大切。カメラで録画できると、アウトドアスポーツをスポーツとして楽しみ、後で録画を観て楽しむことができ、非常に興味がある。

こういうものに興味を持つのは、男だけかもしれないが、探検モノの動画がこれで簡単に作ることができそうだ。工夫次第ではあるのだが、YouTubeに作品を投稿すれば、多額の報酬を得ている人もいるだけに、それはそれで趣味と実益を兼ね、面白いかもしれない。

本体部分は、コンパクトながら、Wi-Fiに対応しており、スマートフォンがあれば、撮影時の映像、撮影したものの再生、遠隔操作、設定ができる。それは、ソニー 『HDR-AS15』、『Contour+2』、JVC 『ADIXXION GC-XA1』も同じ。

これらは、屋外でネット接続ができるモバイルルーターと組み合わせれば、ライブ映像をネット上に送ることもできる。

ただ、アドベンチャーカメラの注意点としては、他のカメラは、本体側面などの液晶モニターで操作や設定ができ、液晶がない 『Contour+2』はパソコンに接続して設定できるが、アドベンチャーカメラは、スマートフォンが無ければ設定ができない。

アドベンチャーカメラも、パソコンとUSB接続できるがようにはなっているが、これは動画の再生、編集ソフトの利用、本体のバッテリー充電のためで、本体の設定には現時点では対応していない。

他のスポーツカム(アクションカム)についても、主な特徴・他社との違いをみると、ソニー 『HDR-AS15』は、本体が90gほどという軽量ながら、液晶モニターがあり、スマホがなくても問題なく使用できる。1,680万画素の「“Exmor R” CMOSセンサー」搭載し、映像もキレイ。アクセサリー類も豊富で、使用する状況に応じて、選ぶことができる。

『Contour+2 (コンツアープラス2)』は、液晶モニターがない分、非常にコンパクトな作りだが、重さは、ソニー 『HDR-AS15』よりやや重く 約150g。こちらは、Wi-Fiではなく、Bluetooth2.1。同じようにスマホで操作できるが、Wi-Fiの通信距離 (状況により、数十m)に比べ、数メートルと距離が短い。

他との違いとしては、Contour+には、GPS機能が内臓され、録画中の正確な位置、速度、高度なども記録。そのときの状況が映像だけではなく、数値の情報も加わり、より詳細が分かる。水深60mまで対応する防水ケースが付属。

『ADIXXION GC-XA1』は、国内で権威のある オーディオ・ビジュアル・アワード2013で銀賞受賞。見た目が、ゴロゴロしていると想われそうだが、手のひらサイズで、バッテリー込みで126gと小さい。

見かけ以上に頑丈な作りで、そのままの状態で、5m防水、厚さ3cmの合板へ2mから落下しても耐えられ、防じん、-10℃~40℃での動作保障。本体に液晶画面があり、他にないものとしては、5倍のデジタルズームがあり、スマホからズームイン・ズームアウトができ、もちろん、録画もできる。

印象としては、それなりの大きさのハンディカムを小型化したようなもの。本体だけでも、問題なく操作で、身に付けて録画することを考えるとズームなどは必要ないかもしれないが、それもある。普通に手に持って、単体で使えるのも嬉しい。

パナソニックの『アドベンチャーカメラ』に話を戻すと、他社製品との大きな違いは、カメラ部分が分離していることで、非常に軽いということ。目線で動画を撮る方が、臨場感があるため、そうなると頭の左側か右側に取り付けることになるが、100gほどでも、頭の片方に重さがあれば、違和感はある。

ましてや、スポーツなどで激しい動きがあれば、バランスを取るため、頭は無意識に傾くため、意外と大きな負担にもなる。これが、軽ければ軽いほど、負担は軽減されることを考えると、カメラ部分が軽いというのはポイントが高い。

気になるところとしては、これらのカメラは非常に小型で、しかも、遠隔操作もできる。これは、防犯にも通じる機能なのだが、便利な反面、盗撮、盗聴にも活用できることになる。

カメラの映像がワイヤレスで、スマホに表示され、撮影時の映像を確認しながら、離れたところから、ボタン一つで録画。カメラの方向は変えられないものの、録画・録音は結構な距離から好きなタイミングで行える。

よくない話ではあるのだが、例えば、電車内などでスマホを使う乗客は普通にいるため、もし、盗撮目的で操作していたとしても、画面を覗き込まない限り分からない。

しかも、音声もクリアに録音するため、バッテリーでは動作時間に限りはあるものの、盗聴器のような使い方もする気になればできそうだ。高性能なものだけに、様々な使い方ができてしまう。

価格が、高いか安いかというのは、個人差があるところだが、激しい動きに対応し、画質もこれだけキレイで、しかも、スマホで遠隔操作でき、ライブ映像をストリーミングで配信する気になればできるとなると、それほど高いという印象はない。他に比べ、やや大きいものの、性能的には十分な 『ADIXXION GC-XA1』が、2万弱だと割安感すら感じる。

便利な道具も、悪用されるかどうかは、道具を使う人次第ということにはなるのだが、凄い世の中になったもの。ただ、家電は、次々と新製品が発売されるため、性能と価格を見比べる必要がある。

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